「心が弱い自分がダメ」と思ってしまったり、
「人に弱いところを見せたくない」、
そう思っておられる方も多いかもしれませんね。
セッションをやっていても、「弱さ」がテーマになることが多いです。
人の心は、
強いようで、弱い。
弱いようで、やっぱり強い。
「強いからいい」わけでもなく、
「弱いだからダメ」というわけでもなく。
私は、「人の心の強さと弱さは、表裏一体」なんじゃないのかな…?、と感じています。
アメリカの心理学者、マーシャル・B・ローゼンバーグによると、弱さについて、
自分の弱さをもっとも表現しにくい状況といえば、自分の権威や相手へのコントロールを失うことを恐れ、「タフなイメージ」を維持したいという場合だろう。
と述べています。
「弱いとなめられる、バカにされる」
「自分に価値がないように評価される」
「自分を否定的にみられてしまう」
そんな恐れから、
「弱さを見せてはいけない」と思ってしまったり。
逆に意識的・無意識的にも、
「相手をコントロールしたい」
「自分の思うように(都合の良いように)相手が立ち回るようにしたい」
と思っている場合にも、「弱さを見せたくない」と思ってしまうようです。
この「設定」が強いと、
「弱さを見せる」=「死に等しい」と感じている人も多いです。
しかし、本当に人と人とが心を通い合わせる時。
「共感」や「優しさ」「思いやり」が大切になってきます。
その時に表現する時に「自分をさらけ出す」ことも必要になってきます。
それには「弱さ」も含まれています。
自分の弱さをさらけ出せる人は、老若男女問わず、とてもチャーミングな、人間的な魅力に溢れている人が多いですよね。
「自分の弱さをさらけ出せない人」は、
心のどこかでまだ、「自分を認められない、認めたくない人」なのかもしれません。
しかし、そこを認めないと、「真の自分の人生や生き方」に立ち返るのは、難しいです。
「自分を認めているつもり」でも、
「実際には、自分のことを認めていない」という方も多いです。
そこは、なかなか抵抗が強い人も多いかもしれませんが、
まずは、「どんな自分も認める」と決めることから始まるんじゃないのかな、と思います。
誰だって弱いところはありますし、私にもあります。
弱いことは、悪いことではありません。
自分を認められない時は、「心の中の愛が枯渇」している場合が多いです。
それでも、そんな自分が嫌でたまらない、どうしていいかわからない、でも、自分の人生や存在をより良い方向に変えたい方は、お気軽にご相談くださいね。
癒しと愛に包まれながら、大切なことに気づいていきましょう。