「正解」にこだわってしまう人は多いです。
「正解」にこだわりすぎてしまう人は、
同時に「原因」にもこだわってしまいます。
「原因」がわかれば、
「それを解決する、素晴らしい正解」があって、
「その正解で、何かや「原因」をやっつけてしまえば、その問題が終わり、解決する」、
そうに違いない、
世の中はそういうもの、
という思い込みに囚われていることが多いようです。
以前は、私もそう思い込んでいました。
「この原因とは何か?
「この原因さえ見つかれば、問題が解決する」
「ものごとには【正解】が必ずある」
「その「正解」さえ見つかれば、きっと問題は解決して、心が晴々とした、いい世界になる」、
そう思い込んで、ゾンビのように、原因や正解をただただ探し求めていました。
だけど、それだけでは解決には至りませんし、
同じことや似たようなことを繰り返したり、
心がスッキリするどころか、かえってモヤモヤが強くなることも多かったです。
なぜなら、
「原因が分かっても、それでその課題が解決するわけではない。」
「学校のように、【社会には、正解はない】」からです。
別の言い方をすると、「正解は、星の数だけある」ということです。
私たちは、子供の頃は学校に通い、
授業やテスト、試験では、
それぞれ「問題」があり、
それぞれの「解答」や「正解」がありました。
このやり方は、学校生活を送る上では、有効なやり方や考え方でした。
しかし、ひとたび社会に出ると、
「正解」などというものはなく、
また「人の数だけ、その人それぞれの「真実」がある、という事実に直面します。
社会生活を送っていく中で、それに気付けると、
コミュニケーションなどを通して、お互いを理解しあったり、思いやったり、ということが出来て来ます。
しかし、親から支配的だったり、否定的だったり、関心をあまり持たれずに育てられた方は、
ご自身に自信がなかったり、「自尊心」や「自己効力感」を感じられず、
自分が認められないまま、大人になってしまうので、
大人になった後も、尚も、
ただただ「正解」を探し求め、さまよってしまうケースが多いです。
このお話をすると、今まで「正解」だけを追い求めて生きてきた方は、抵抗感を感じたり、軽くパニックや混乱を感じる方が多いようです。
しかし、それに気づき、「真の自分の生き方や視点」を見つけられる状態に整えていくことが、何よりも大切です。
誰でも、そのような自由で力強く、美しい生き方をしていくことが出来るんですよ。
そのためには、ご自身の囚われ(これは、人それぞれ、全く違います)を外していって、
素直に「自分の答え」を見つめ、受け入れられる状態に整えていくことが大切です。
あなただけの「真実の答え」はあります。
一緒に見つけていきましょう。
「正解」にこだわりすぎてしまうと② はこちら