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最近、私の発信ではコミュニケーションについてお話をすることが多いです。
なぜなら、人生でうまくいかない方はコミュニケーションに多くの課題がある方が多いからです。
コミュニケーションは、人と人との重要な接点。
ここでつまづいてしまうと、丸いものも四角く伝わり、白いものも限りなく黒い印象を与えてしまいます。
先日移動中にラジオを聴いていたら、たまたまニッポン放送のご長寿番組「テレフォン人生相談」が始まりました。
ご相談者さんの表現やコミュニケーションがかなり特徴的だったので、その模様をシェアしますね。
…お聴きになられましたでしょうか…?
「相談者さんの話し方や考え方がどうしても無理!」という方や、
途中で再生を辞めてしまった方、
「柴田理恵さんがだんだんイライラしてくるのが手に取るようにわかる、共感した」という方、
「三石先生にバサッと言ってもらえて、なんだかこっちもすっきりした」という方もいらっしゃるかもしれません。
あなたはこの相談を聞いて、どんな印象をお持ちになられましたでしょうか…?
私はこのご相談者さんを否定するつもりも何もありません。
むしろこの方は、真面目で頭の良く回る、周りの人の顔色をものすごく気にするタイプなんじゃないのかな、と感じています。
ですのでなおのこと、「すごくもったいないし、お気の毒だなあ…」といろんな面を見て感じました。
なぜなら、「本当は真面目で頑張ろうとしているだろうけど、コミュニケーションでやっちゃいけないことの玉手箱のようになってしまっているなあ」と。
ざっと挙げてみると、以下のような傾向があると感じました。
・自分の周りの人や物事を、「自分の経験、脳みそ、理屈」でしかとらえられない。
・自分の経験や理屈だけで物事を決めつけてしまう。
・発言に一貫性がない。言う事がコロコロ変わる。さっき言っていたことと違うことを言ったり、その場しのぎの発言が多いため、矛盾が多く、支離滅裂な印象を与えてしまう。
・周りの人や環境に対し、小馬鹿にしたような発言が多い。(「マウントをとっている」と思われやすい。)
・被害者意識が強い。
・相手がまだ話しているのに、途中でそれを遮り自己主張をしてしまう。
・理屈っぽいのに感情的すぎる面もある。
・口答えが多い。
・相手の発言に自分の発言を被せるような物言いをしてしまう。
・細かいことにこだわり過ぎてしまう(真面目すぎて頑なになり過ぎてしまう。)
・将来の方向性や展望がなく、何かをするにしても覚悟ないのに不満が多い。
・現状認識が薄い。今ある現実を見よう、受け入れようとする意識が低い。
・攻撃的な印象を与える。
そして何よりもこの方にとって重大な課題は、
・感謝の気持ちがない。持てない。
…ということなのかもしれません。
恐らく、この方は、真面目で頭の良く回る、周りの人の顔色をものすごく気にするタイプなんじゃないのかな、と感じています。
しかし、その一方で、自分に自信がなく、物事を「自分はどう感じるか、捉えているか」ではなく、理屈や頭で考えてしまい、強い劣等感やいろんなものに対する恨みのようなものが潜在意識(無意識)に溜まってしまっていて、それがマウントを取るようなプライドや、周りを小馬鹿にするような発言、他責的な態度や発言で表出されているのかな、と感じています。
こういった方は、小さな頃から親から認められた事があまりなかったり、自分が肯定される、安定安全を感じられる養育環境でなかったケースが多いようです。
心の奥底で優しさが愛があっても、
心根は良い方であっても、
他者とのコミュニケーションが好ましいものでないと、
要らぬ誤解を生んでしまったり、
その方の良い面ではなく、悪い面の方が目立ってしまったり、
そして何よりも「自らトラブルを引き寄せてしまう」という事が起きてきます。
また、この対話を聴いて、あなたはこのご相談者さんのどんな面にイライラしてしまったでしょうか…?
イライラしてしまう場合は、「その人の中に、自分の欠点や課題を見るとき」でもあります。
イライラしてしまった部分は、ご自身の中の何かしらの課題があったり、この人と同じような欠点があるのかもしれません。
「イラッとしてしまったけれど、もしかして私、この人のような話し方や態度をしてしまっているかもしれない…」
そう素直に気付ける方は、すぐにその欠点を克服出来ますし、人生をより良い方向へ変えていく事が出来るんじゃないのかな、と思います。
素直な気持ちや生き方は、何よりもの宝です。
「私にはそんなところ、少ないかも…」と思っていても、自分自身を育てる事ができます。
あなたも素直で優しいご自身を育てていきましょう。