前回「その2」はこちら。
ひとしきり皆様からお話を聞いた後、
お仏壇にご先祖様へのご挨拶のお参りをさせていただきます。
しかし、ご先祖様の気配を仏壇から感じません。
(普通の御仏壇ですと、ご先祖様の様子を感じ取ることができます。)
お話を伺うと、ある新興宗教の御仏壇とのことです。
しかも、ご先祖様のお葬式はその新興宗教の形式で行ったのではなく、
もともとお世話になっていた宗派のお寺であげてもらったとのことです。
(どうりでご先祖様がいないわけだ…(><))
そうすると、ご先祖様の行き場所がなくなってしまうので、
ご先祖様からいただける御加護なども受け取ることは厳しくなってしまいます。
また、目に入るところに神棚がいくつも見えます。
「とても素敵なお家なのですが、
お家の中の空気やエネルギーがちぐはぐしているというか、うまく噛み合っていない気がするのですが…。
神棚はいくつありますか…?」
お伺いすると、
神棚は複数、
(通常のものの他に、その新興宗教の神様を祀ったもの)、
御仏壇もその新興宗教の様式のものが二つあるとのことでした。
一つはこちらのお宅のもの、
もう一つはS様の旦那様の家系用のものとのことでした。
核家族化が進んでいる現代では、やむを得ない事情で、
夫側の家系、
妻側の家系の御仏壇がそれぞれ、1軒の家にあるケースはあります。
(その場合も、お祀りの仕方など、いろいろと注意が必要なのですが…)
しかし!
こちらのケースの場合、
実際に妻側の家系の御仏壇には亡くなった方をお祀りしていますが、
夫側の家系の御仏壇は、誰か亡くなった方がいて、それで御仏壇があるわけではなく、
その新興宗教の方々から、
「亡くなった方がいなくても、旦那さんの方の仏壇も作った方がいいから」と、設置させられたそうです。
(↑これは後日お教えいただきました。)
うーん、なんだそれ。。。。といった感じで、この新興宗教が何を思ってこういった方針にしているのか、
私には全くわかりません♪(苦笑
(新興宗教系は、こういった意味不明のアドバイスや、何かと理由をつけてお金を使わせようとするところも多いので、注意です。)
しかし、1軒の家に、神棚や仏壇がいくつもあることは、家の中のエネルギーや霊的なバランスが、ごちゃごちゃになり、おかしな状態になりやすいです。
(例外は、先ほど挙げた核家族化でやむをえずそれぞれの家系の御仏壇がある場合)
お墓や仏壇って、それくらいデリケートな問題で、慎重に取り扱わなきゃいけない問題なんです。
だからこのお宅の中の雰囲気がちぐはぐでおかしなことになっていたのか…と感じました。
こういう環境にいると、常にごちゃごちゃした混乱したカオスのエネルギーのなかで生活しているため、
お家のエネルギーだけでなく、
そこに住んでいる人も、メンタル面も体調面も、不安定や不調になりやすいです。
(実際にいろいろとご病気をされているご様子でした。)
ご依頼者様には、
・神棚は一つにすること
・神棚には、元々のこちらの氏神様や伊勢神宮のお札をお祀りすること(お祀りの仕方なども詳しくお伝えしました)
・仏壇は妻側のみ、一つにした方がいいこと。
・(その新興宗教を辞めたいとのことだったので)御仏壇は、もともとお葬式をあげてもらった、お世話になっているお寺にご相談し、その宗派での作法でケアしていくこと。
・その新興宗教の仏壇の処理は、そちらに聞くこと。
辞めたいのであれば、退会の意思を、まずはご自身がしっかりと持つことが必要であること。(人任せだけにしない)
などなど、詳しくアドバイスさせていただきました。
いろんなエネルギーでごちゃごちゃになっているので、応急処置としてエネルギーの整理をします。
(やり方は企業秘密❤︎)
それから外に出て、例の「影」の処置対応をします。
⇨「その4」へ続く
https://yuriaamane.com/column/593/