「自分を許すこと」…
私にとってもとても大きな課題でした。
元々、自分に自信がなく、それ故にとんでもないレベルでの完璧主義でした。
小さい頃からそれが当たり前すぎたが故に、「自分は完璧主義者だ」ということにすら、40代になるまで気づいていなかったんですね。
努力するのは当たり前、
私より苦労している人がいるのは当たり前、
私より頑張っている人がいるのは当たり前、
だから私も人より倍以上努力して頑張らなければいけない…
日本ではこういう考え方は決して珍しくはなく、
むしろ一般的、
それどころか「そうするべき、それが正しい」と推奨されていた考え方ですが、
今の時代や世界ではもう合わない、旧い考え方になっています。
読んでいるだけでも息苦しい文章ですが、
無意識のうちに「それが正しい」「そう生きなければならない」と思い込んでおられる方は少なくないのではないでしょうか…?
私の場合も、この息苦しい考え方は、かつての私を長年大いに苦しみました。
この考え方の危ういところは、
常に人と自分を比べてしまう(比較思考)
結果的に自分を卑下してしまう(自尊心、自己価値観の欠如)
自分自身や相手や周りに、ネガティブな設定をつけてしまう
今いる自分を認められない、信じられない
→自己承認欲求が過剰になってしまう
…という様々な弊害が起きていました。
「完璧な自分が本当の自分、
そうじゃない自分は許せない」と…。
でも、そんな考え方で生きていても、どうしても矛盾がでてきてしまいます。
私の40代は、そんな大きな矛盾を終わらせ、自分を癒し、認める過程だったような気がします。
なぜ、完璧主義から離れられたのか…?
それは「気づく」ということ。
気づきが全てのスタート。
自分でなかなか気付けない人は、「気づき」を促してくれる誰かの手を借りると、一気に進んでいきます。
完璧な自分じゃなくても、自分には素敵なところがいっぱいあり、その通りに生きていけることに気づけるから。
そして、私のクライアントさんも皆様、「セッションが楽しい」と仰ってくださるのですが、その理由をお尋ねすると、
「気付けてよかった」
「気付けたら、すごく軽くなって、軽くなったらなんだか楽しくて」
とおっしゃいます。
気づきは、自分の余計な枷を外していきます。
軽やかで穏やかで幸せなのが、本来の人生のあり方、姿です。
あなたの人生は、穏やかで、軽やかで、愛に包まれた幸せな人生ですか…?