愛は、支配や束縛とは違う。
愛と支配や束縛の違いがわからないと、どんどんおかしな方向に行ってしまう。
これは男女間でも起きうることなのだけど、
大元は、親子関係がおかしな状態になっている場合が多いです。
愛や自由という名のもとに、
支配的な親、
過干渉な親、
レッテルを貼るのが大好きな親、
基本的にものごとをジャッジメントしていく親、
子供に無関心な親、
無意識に暴力的な言動や態度をとってしまう親…。
これらは、親としては悪気がなかったり、
むしろ「あなたを愛しているから、大切に思っているから」という大義名分のもとに、子供に押し付けてしまう。
そして、この影響は真面目な子ほど、まともに受けてしまう。
思春期には、
「なんだよ! うるせぇな!」
って言える子なら、問題ないんだけど、
真面目な子や「親思い」の子は、
理不尽なことでも、「親のために」と懸命に受け入れてしまう。
そうすると、もう子供が成人し立派な社会人になって働いているはずなのに、
相変わらず親からの支配から抜け出せなかったり、
受け入れてしまっている人がいる。
しかし、心と身体は嘘がつけないもので、
必ず、心や身体に何らかの影響が出やすくなっていきます。
特に、こういったアダルトチルドレンの方は、パートナーシップが上手くできない場合が多いです。
友人関係や仕事上でのコミュニケーションもうまくいかない場合が多いです。
小さなお子さんでももちろんそうですが、
すでに成人している方が、ずっと親に囚われていたり、親の言うことを盲目的に信じようとしていたり、親の意向に右往左往されている姿を見ていると、私もとても複雑で切ない気持ちになるとがあります。
まずは「違和感」に気づくこと。
違和感に気づいたら、自分の課題に気づけるようにすることが、まずは第一歩です。
この辺りはご自身ではよくわからない場合も多いので、お気軽にご相談くださいね。