さまざまなご相談をいただく中で多い課題が、
「人間関係が依存的になってしまうことで起きる問題」です。
相手に依存的だったり、
関係性に依存を持ち込みやすい方の問題点を、何回かに分けていろいろお話ししていきたいと思います。
自分自身が依存的な方や、
もしくは、周りに依存的な家族や他人がいる方にとっても、ご参考にしていただければと思います。
第1回目の今日のテーマはこれ!
依存的な人が起こしやすい問題①:
人間関係のベースが「依存」になってしまう。
依存的な方は、他者との人間関係において、適切な距離感をとることが出来ません。
なぜなら、 「人と自分が関わるときのベース(基本)が『依存する・される・させてくれる』だから」 です。
それ以外の
「お互いが自立した立ち位置や関係性を持つ」
「相手も自分も尊重する」
「相手が自分と違う意見や行動をしても構わない」
といった「精神的な自立」は、依存的な方の思考や心の設定にはないからです。
「依存」しかないんです。
これは、例外なく、破滅や破壊しか生み出しません。
そして依存的な考え方の方は、
・自分を依存させてくれる人=いい人
・自分を依存させてくれない人=悪い人
という、単純で二極的な考え方しか出来ません。
例えば何かある時に、「依存してくる人」は、
「ねぇねぇ、これ、どっちがいいと思う?(どうしたらいいかなあ?)」
と、自分のことなのに相手に判断を委ねようとしてきます。
しかし、精神的に自立している方、自分の心の軸をしっかり持っている方、他者と適切な距離感をとることが出来る方は、人間関係のベースは「依存」ではないので、
「自分が納得のいく、いいと思う方にしたら?(or自分で決めれば?)」
というと、依存的な人は「突き放された」「冷たくされた」と被害者的に受け取りがちです。
なので、依存的な人は、どうしても思考や価値観が幼稚になりがちです。
まずは、自分や相手の思考のベースが「依存」になっていないかを知ることが大切です。
また、このコラムを読んで、
「私の周りにいるあの人(親、家族、知人など)、私に依存してきているかも」
と思われた方は、その人と適切な距離をとる、場合によっては突き放すことが必要になってきます。
・もしかして私、依存的かもしれない
・自分の周りにいるこの人は、私に依存しているかもしれない ・すごく違和感を感じるけど、これが依存かどうかわからない ・依存的な人と、どう距離を取ったり、対処すれば良いかわからない
・精神的に自立したい、心の軸を持てるようになりたい
…etc、心当たりがあると思われた方は
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お互い精神的に自立すると、さわやかで自由な関係を育むことが出来ます。
続きのコラムはこちらからどうぞ。
⇨「依存的な人が起こしやすい問題②:愛されたいのに、愛されない」