8月の上旬から、我が家の愛猫・三毛猫のみぃちゃんの具合が悪くなりました。
2ヶ所の獣医さんに行き、検査するも原因はわからず…。
そんな中でも、病状はどんどん進行していきました。
ほぼ毎日獣医さんへ通院、主治医の先生の指示で、自宅では点滴をおこなっていました。
(当時、私はコロナで1週間寝込んでいたので、ちょうど夏休みだった旦那さんが、毎日みぃちゃんを獣医さんに連れて行ってくれました。感謝です😭✨)
8月の下旬になり、検査をしたところ、ミィちゃんのお腹の中に異物が見つかりました。
試験開腹を行ってみたところ、お腹(空腸〜直腸)いっぱいに化繊の糸のような異物が。
(どうやら、人間の知らないうちに、繊維からほつれた糸を、少しずつ飲み込んでしまっていたようでした。)
そのまま、腸に詰まった異物を摘出する大手術になり、そのまま入院に。
大きくお腹を開腹し、あちこちの腸を切りながら、異物を摘出していただきました。
すでに腸が破れそうになっていたところもあり、腹膜炎になりかけていたとのこと。
異物を摘出した後は、腸や腹腔内の洗浄。
この状態は、仮にこれが人間であっても、とんでもない大手術、命懸けの治療です。
術後に先生から異物や開腹時の腸の状態を見せてもらい、
元ERとオペ室の看護師だった私は、みぃちゃんがかなり悪い状態だったことを再認識しました。
犬や猫は、具合が悪くてもあまり表情には出さないようにしていますが、堪え性の強いみぃちゃんは、特にそうでした。
「みぃちゃん、こんなに苦しかったんだね…
もっと早くに気づいてあげられなくてごめんね…」
飼い主としての不甲斐なさと情けなさに、涙がどんどん溢れ出てきました。
先生からも、
「状態はかなり厳しいです。
ここ数日が山です。
手術が無事に終わったとしても、またご飯を食べられるようになったり、便を出せるようになるかはまた別の問題なので…」
と、かなり厳しい宣告を受けていました。
ケージの中には、大変な手術を耐えきったみぃちゃんの姿がありました。
こんな時でも、飼い主の私の気配を感じると、顔をむけ、近づこうとするみぃちゃんに、毎日涙が止まりませんでした。
私も子宮筋腫で子宮全摘の手術を受けましたが、
こんなにも生きようと必死にしていたのだろうか、
もしかして私たち人間よりも、みぃちゃんは命に必死に向き合い、生きのびようと懸命に、手術後の侵襲に耐えている…。
そんなみぃちゃんの姿を見た時、
この時のことを思うと涙が止まりません」。
みぃちゃんは、懸命に毎日生き抜こうとしていました。
術後3日目には、点滴のルートをいじってしまうからということで、カラーをつけていました。
そしてこの頃から、トイレのトレイの中で過ごすことが多かったです。
きっと、何か囲いで囲まれているのが安心だったのかもしれません。
この日は、便が少し出たそうです。
腸が動いて一安心!
しかし、これは手術前に腸に溜まっていたものが出たようでした。
仮に手術の創(きず)がくっついたとしても、
みぃちゃんのお腹の腸が動いて、また元気にご飯を食べられるようになったり、便が出せるようになったりするのは、また別問題です。
みぃちゃん、元気になって…!
→②に続きます。