メッセージコラム

「従う」というプログラム〜生きづらさの要因①

私のもとに来てくださるクライアントさんの多くが「生きづらさ」を抱えています。

様々な生きづらさがありますが、その根っこや要因、誘因には共通したものがあります。

このコラムでは、その要因となりうるものについて、一つずつ取り上げてみます。

生きづらさを抱えている人の多くにある傾向の一つが、

「言いたいことを言えない」
「やりたいことが出来ない」

ということです。

普通のコミュニケーションとして、言って差し支えないことも、言えない。

さらにその課題が根深いと、

「嫌なことをされているのに、嫌だと言えない」
「惨めな気持ちになるくらい、不快なのに、相手に『それは不快です』『やめてください』等、自分の意思を伝えられない」


ということがよく見受けられます。

これは以前、私もそうでした。

その場では、なぜかフリーズしてしまい、言えなかったり、
我慢する必要もないのに、なぜか我慢してしまったり。

この状態がこうじると、

・溜まりに溜まった分、感情が爆発する
・「あの時、本当はこうして欲しかったのに…、私の気持ちをわかってくれなかった…、嫌な思いをした…、なのに何も出来なかった…」などと、いつまでもグジグジと根に持ってしまう
・我慢しすぎて、しまいには心身に不調を来たす


という状態になりやすいです。

なぜ、そうなってしまうのか。

劣等感や自己否定感、自己価値観の低下など、様々な要因はあります。

しかしその中でも、大元の一つが、「無意識のうちに人に従ってしまう」という傾向です。


今、これを読んでくださっているあなたは、いかがでしょうか…?


これは、小さな時から、親など周りの大人や、きょうだいたちの顔色や様子を見て、うかがうクセのある方に多いです。

小さい時は無力なので、

「親(や誰か)に従っていれば、とりあえず今の自分の命は安全だ」という刷り込みがいつの間にか起きている場合が多いです。

しかし、これは子供の頃にはある程度有効かも知れませんが、
大人になってからは有効ではなく、むしろ自分らしい人生を生きていく時の障害になってしまいます。


この思い込みの危ないところは、

「自分の存在や人生に主体性が持てなくなる」

・人任せの生き方になりやすい」
・判断力が落ちやすい
・「自分の行動次第で人生が変わる」と頭ではわかっていても行動出来ない
・言いたいことが言えない
・責任感が持てないと同時に、自責の念が強くなる。
・新しいことや未知のチャレンジが困難になる。
・ちょっとしたことで混乱しやすい
・理不尽な扱いをされても、言い返したり、そういった人と離れられない。
・惨めだったり理不尽な状況でもそれに甘んじてしまう。


そのほかに、

・人とほど良い距離感で関係性を結ぶことが難しくなる
・劣等感や自己承認欲求が強くなる
・パートナーシップを結ぶことが難しくなる
・お金の使い方が極端になる


…など、他にも様々な影響があります。


この「従う」という設定は、潜在意識の奥深くに刻まれたものなので、それを外すことが大切です。

しかし、それを外すのは「頭や理屈」、「ガッツと気合と根性」や「勉強やセミナー」では残念ながら外れません。

「気づく」と外れていきます。

「気づき」は癒しでもあり、「もう二度とその状態に戻らない」、ということでもあります。

「気づく」ツールはいろいろありますが、私が体験した中では、一番早くダイレクトに効果があったのはエネルギーワークです。


「自分で自分に強いていた、『人からの支配』」から自由になると、本当の自分の人生が始まります。

一人でも多くの方が、ご自身の人生を歩めますように。

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