メッセージコラム

私が占いを始めたきっかけ〜天職との出会い方

2021.12.23

今日、改めて自分のキャリアを総ざらえする機会がありました。

振り返ると13年以上、現在に至るまで、よくもハマり続けているなあ、と思います。
きっと死ぬまでハマり続けると思います(笑

占いを習得するためにかけたお金、
占い関連の書籍。
数えなおしたら、ものすごい金額と冊数になりました。

例えば、書籍購入代金だけでも、ものすごい金額に!!

その他に各種講座も…となると!

私にとって、占いは面白いし、奥が深く、興味深いということですね。

それだけ夢中になれるものに出会えて、今はお仕事をさせていただけて、良かったなあ、としみじみと感じます。

普段鑑定で使っているタロットデッキの一部。ご相談内容に合わせ、デッキを使い分けています。


総ざらえした中の一つに「私が占いやスピリチュアルを始めるきっかけ」がありました。

この質問はよくお客様からご質問いただきます。

私の霊的な能力の覚醒があったのは、40代後半からでした。

占い習得はそれよりももっと早い段階です。

「40歳の時に、看護師をしながらアロマセラピストを目指した時に、コンサルテーションの直感力を養うために、メンタルトレーニングとしてタロットを始めた」のがきっかけ、とお話ししています。

しかし、見直してみたらもっと早い段階で、そのきっかけがありました。

さかのぼると、それよりも先に30代半ば頃から風水にハマり、あちこちの神社やお寺にお参りに行くようになりました。

しかしさらにそれ以前に大きなきっかけがありました。

ちょうど30歳の頃。

一人で横浜中華街にふらりと遊びに行きました。

中華街は当時から10分1,000円くらいで手相を観るお店がいくつかありました。

当時の私は、モーレツサラリーマンとして激務を極めていたため、心身共にかなり疲れていました。

「手相でも観てもらおうかな」と、あるお店に入りました。

手相を見てくれたのは、アラフィフくらいのおじさん占い師。

私の手相を観て、ひとしきり手相の各線について早口で話した後、このおじさんはこう言ったのです。

「いや〜っ、あんた、性格が悪いねえ〜!
このままじゃだめだよ〜!

追加料金を払えば、もっと詳しくいろいろ観てあげる。

どう?延長しない?」


と。

「はあ?!」と開いた口が塞がらない私。

そんな私の様子はお構いなしに、おじさんは矢継ぎ早&繰り返し、「性格が悪い」「今、鑑定を受けないと不幸になる」「だから追加料金を払って延長して」と。

どんな風に性格が悪いのか、
延長すればどんなメリットがあるのか、
全く説明も無しに、ただただ追加料金の説明をするおじさん。

乱暴な言い方で、一方的に悪いことだけを言っておいて、その理由も解決策も提示しない。

人を不安に陥れて、
脅すような言い方で、
さらに料金を得ようとする。

占い師というプロとして、そのおじさんの姿勢に大きな疑問と怒りを持ちました。

そして私はようやく気付いたのです。

「ああ、10分1,000円って、そういう意味だったのね。
お客さんを不安にして、脅して、さらに追加料金をもらうためのシステム、客引きなのね」と。


「いいです!追加の鑑定は要りません!」とキッパリ言って、そのおじさん占い師とお店を後にしました。

お金を払ったのに、突然見ず知らずの人に訳のわからないことを言われて、腹が立って腹が立ってしょうがありませんでした。


その時に思ったこと。

「もし、私が占い師だったら、絶対にあんな失礼な言い方、いい加減な鑑定はしない!

その人の悩みに寄り添って、お話をしっかりお伺いした上で、その人が幸せになるような具体的なアドバイスを、きちんとした占いのスキルにもとにプロとして提供する!!!」


と。

今でもこの時のことを思い出すと、理不尽さにイラッと腹が立ってきます(笑

「よっしゃ〜、こんなおじさんより、私の方がお客さんに適切なアドバイスを提供し、楽しみながらハッピーになるお手伝いができるはず!」と。

「占いや霊的なものが好き、得意」だけではなく、
この「何クソ根性(=絶対に嫌!)」があったからこそ、
占いの研鑽を今でも積みながら、このお仕事をさせていただいているんじゃないのかな、と思います。

そういう意味では、このおじさんに感謝なのかもしれませんが(笑


「好き」だけではなく、
「嫌、絶対にしたくない」ということも大事。


天職は、神や何かから授けられるものではなく、自分で天職にしていくもの。


こういうきっかけって、大事なんだなあ。

なので私は今も「具体的」「わかりやすい」「鑑定すると元気になる」、「楽しんで鑑定を受けているうちに、どう行動すればいいかわかる」ことをとても大事にしながら鑑定をしています。

これからも研鑽を続けながら、一人でも多くの方が生きづらさから抜けて幸せになるお手伝いをしていきます。

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